メメント ★★★☆☆

直近の記憶はすっかり忘れてしまうという設定のおっさんが探偵ごっこする話。
ここは正直に書こう。よくわからん。正確には、わかろうとする努力をしなかったと言った方がいいかもしれない。
本作は主人公の「記憶ズッポリ抜け」という設定を活かして、恐らく時間の流れに沿って撮影したであろう映像を色々ちょこちょこぶった切って、過去と現在が交錯していくように編集してあると思われる。
なのでまず冒頭で結末の未来(これも適当な表現かどうかわからんが)を見せて、徐々に過去から繋いでいって最後に実はおまえの妄想探偵ごっこに付き合っただけ、という終幕(←この衝撃的事実も野郎はすっかり忘れとる)。これであってんのかな。まあどうでもいいや。
で、最初に書いたとおりよくわからん。よくわからんもんはよくわからん。感じとしてはユージュアル・サスペクツの流れをかなり濃縮還元した感じ。
仮にこういうのが新感覚映画として流行ってしまうとそれはそれで映画を見るのが一苦労になるので困る。スナッチパルプフィクションぐらいがちょうどいいね。

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