Software Design 1991年2月号

特集は「C言語ライブラリ活用百科」。とは言っても主にMS-DOS環境での話で、MS CとTurbo Cとの比較や商用ライブラリパッケージの紹介などとなっている。そのほか連載の大半は引き続きC関連(一応創刊号からPascalとかもあるが)。
で、C関連やOOP関連の話は今につながる話も多いので役に立つ記事と言えばそちらなのだが、わざわざ古い雑誌を読むのだから時事ネタの方がおもしろいよね、ということで今後は時事ネタの軽い記事を中心に読み飛ばそうと思う。この号だとUNIXのGUI周りの勢力争いの話が興味深いかな。SunのOpenLookとIBMやHPのMotifとの主導権争い。こんなことをずっと続けているうちにWindowsとLinuxに敗れ去ったわけですな。この頃はまだWindowsがサーバ市場に来るともLinuxなんておもちゃのOSがサーバに使われるようになるとも思っていなかっただろうなあ(そもそもLinuxの開発開始はこの年、1991年だそうで)。

なんか読んでいると無性に昔のPCを動かしたくなってきたので、VirtualBoxでWindows98とかMS-DOS6.2 + Windows3.1をインストールしようとしたのだが見事に失敗。VirtualBoxの仮想マシンはEMSをサポートしてないそうで、インストール後の最初の起動で失敗してしまう。じゃあなんでWindows3.1の選択肢があるんだよ!なんて突っ込みたくなるが、一応回避策はあるようなので、時間があったらまたチャレンジしよう。ちょうどこの時期のSDの連載にCでEMSを使う記事があったけど、これは試せないんだね。それにしてもEMSなんて今どれくらいの人が覚えているんだろうか。

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