Group C

アルゼンチン
コートジボワール
セルビア・モンテネグロ
オランダ
【注目チーム:アルゼンチン】 監督 ホセ・ペケルマン

GKロベルト・アボンダンシエリ
GK レオナルド・フランコ
GK オスカール・ウスタリ
DF ニコラス・ブルディソ
DF ガブリエル・ミリート
DF ファン・パブロ・ソリン
DF ファブリシオ・コロッチーニ
DF レアンドロ・クフレ
DF ロベルト・アジャラ
DF ガブリエル・エインセ
MFマキシミリアーノ・ロドリゲス
MF エステバン・カンビアッソ
MF ファン・ロマン・リケルメ
MF リオネル・スカローニ
MF ルイス・ゴンザレス
MF ハビエル・マスチェラーノ
MF パブロ・アイマール
FW リオネル・メッシ
FW エルナン・クレスポ
FW カルロス・テベス
FW ハビエル・サビオラ
FW フリオ・クルス
FW ロドリゴ・パラシオ

基本フォーメーション:4-4-2
           FWクレスポ
                 FWテベス(メッシ)

                  MF
リケルメ
MFソリン                    MFルチョ
                          
(マキシ)
            
MFカンビアッソ
            
(マスチェラーノ)
DFエインセ                   DFミリート
       DFアジャラ     DFコロッチーニ
                   (ブルディソ)
          
GKアボンダンシエリ
別フォーメーション:3-4-3
             FWクレスポ
          FWテベス          FWメッシ

                  MF
リケルメ
MFソリン                     MFルチョ
                          
(マキシ)
            
MFカンビアッソ
            
(マスチェラーノ)

DFエインセ    DFアジャラ   DFコロッチーニ 
                      (ブルディソ)  
           
GKアボンダンシエリ

「なんか疲れた」という事で突然辞任したビエルサの後を引き継いだペケルマンは、ユース年代の監督を長年経験したと言うことで、その時々のユース代表からA代表クラスに成長したプレイヤー、具体的にはリケルメ・ソリン・カンビアッソなどを重用し、南米予選でもかなりいい結果を残した。今回のメンバーには選ばれなかったが、ガジェッティ・フィゲロアが活躍して勝利した高地ラパスでのアウェイ・ボリビア戦など見ると、ひょっとするとブラジル以上ではないかというチーム完成度の高さだった。
優勝のカギは「王様」リケルメの調子次第。ペケルマン体制以降、アイマールやダレッサンドロといった世界的に見ても素晴らしいゲームメーカーを控えに追いやって、この「リケルメトップ下・その他下僕」システムは今までのところ見事に機能している。リケルメ以外の中盤3枚は、リケルメがプレイしやすいように自己犠牲の精神を持って走り回り、汗かき、潰し、カバーするのが役割だ。中でも肝がキャプテンを任されているソリンで、彼は「ポジション:ソリン」と言えるほど神出鬼没、クロスに合わせダイビングヘッドしたかと思えば、相手GKのゴールキックをセンターサークル付近で競り合い、そのまま自陣まで戻りCBのカバーをやるなんてことを何度も当たり前にやってしまう。基本ポジションは左サイドだが、そんなのお構いなしにどこでもかしこでも現れてはちょっかいをだす。トレードマークのきもい長髪・濃い顔と共に今やリケルメと並んでアルゼンチンの顔といっていいだろう。
してリケルメから供給される最高のパスを受けるのがこれまたクレスポだったりテベスだったり、メッシだったり。メッシが使えるなら3トップもアリなのではなかろうかということで、別フォーメーションを組んでみた。
もしアルゼンチンが優勝するのであれば、今大会はロナウジーニョではなくメッシの大会になるだろうと言われているが、それほどの(本物マラドーナ2世)才能が開花すれば攻撃が爆発する可能性も秘めている。
だがどうだろう。登録メンバー23人を見てみると、なんか違和感あるよなあ。
サネッティ・デミチェリス・サムエル・キリと言った予選で活躍したプレイヤーが選ばれず、逆に「お前予選出たか?」というブルディソ・スカローニ・クフレが滑り込み。ブルディソに関しては所属チームのインテルで控えなのに選ばれ、インテルでスタメンのサネッティ・サムエルが選ばれないのは全く解せない。サネッティなんて右のスペシャリストとして最重要プレイヤーではないのだろうか。FOOT!でも亘通信でそれとなく触れていた話題だが、実際の所どうなんだろう・・・・。うがった見方をすれば、インテルからの圧力で来シーズンの調整のためサネッティ・サムエルを招集しない代わりに代役としてブルディソを差し出した~みたいな・・・。なんか裏があるのか・・・?
個人的には、代表の正式メンバーが発表されるまで(サネッティは当然のように想定してた頃)は、優勝候補ナンバー1だった。ただ、このメンバーを見るとなにかありそうで、正直かなり微妙になった。
【順位予想】
1位:セルビア・モンテネグロ
2位:アルゼンチン
死のグループその1だけに、どのチームが勝ち抜いても全くおかしくない。コートジボワールだってドログバのオンリーワンチームでないことは、メンバーの所属チームやアフリカネーションズカップの成績でわかること。ほんとこのグループの予想は難しい。事前の計算が立つ試合も無いので、「このチームはここで勝てるだろうから、そうすると勝ち点的に云々~~~」みたいな予想もできない。
実力伯仲同士の僅差勝負が予想され、守備力がやはり重要ではないかということで驚異の欧州予選1失点セルビア・モンテネグロが1位、2位はオランダとどっちにしようかなで、願望を込めてアルゼンチンにしておこう。

Group B

イングランド
パラグアイ
トリニダード・トバゴ
スウェーデン
【注目チーム:イングランド】 監督 スベン・ゴラン・エリクソン

GK ポール・ロビンソン
GK デイビット・ジェームス
GK ロバート・グリーン
DF ガリー・ネビル
DF アシュリー・コール
DF ジョン・テリー
DF リオ・ファーディナンド
DF ソル・キャンベル
DF ウェイン・ブリッジ
DF ジェイミー・キャラガー
MF スティーブン・ジェラード
MF デイビッド・ベッカム
MF フランク・ランパード
MF ジョー・コール
MF オーウェン・ハーグリーブス
MF ジャーメイン・ジェナス
MF マイケル・キャリック
MF アーロン・レノン
MF スチュワート・ダウニング
FW ウェイン・ルーニー
FW マイケル・オーウェン
FW ピーター・クラウチ
FW テオ・ウォルコット


基本フォーメーション:4-4-2
                  FWオーウェン
       FWクラウチ(ルーニー)

MF
ジョー・コール                  MFベッカム
      
MFジェラード     MFランパード
DFアシュリー・コール            DFガリー・ネビル
         DFテリー     DFファーディナンド

            
GKロビンソン

別フォーメーション:4-1-4-1
            FWクラウチ(オーウェン/ルーニー)  

MF
ジョー・コール                  MFベッカム
                             (レノン)
      
MFジェラード     MFランパード
           
MFハーグリーブス
DFアシュリー・コール            DFガリー・ネビル
         DFテリー     DFファーディナンド

            
GKロビンソン

自国開催の66年大会以来の優勝が期待されている。期待されるのも当然で、全ポジションに満遍なく優れたプレイヤーがおり、さらにルーニー・ジェラード・ランパード・テリーのような規格外のプレイヤーも数多い。特にディフェンスラインは参加全チーム1と言っても良いぐらいで、ポジション特性上イエローカード累積での1試合出場停止となった際における、サブメンバーの質の高さというのは大きなアドバンテージだと思う。
つまり強豪国と言われる国は、大抵の場合スタメンで文句の付け所がないものだ。それが強豪国の所以であり、目先もついそちらばかりに偏ってしまう。しかし短期の一発勝負で重要なのはスタメンよりもむしろサブメンバーだったりするもので、例えば準々決勝でCBのどちらかがイエローカードをもらい、勝ったけど累積で準決勝に出られないといった状況は普通に想定される。そういう時にスタメンとサブの質に明らかな差があれば、優勝予想する上では大きなマイナスポイントとなる。その点イングランドはたとえスタメンCBのリオとテリーが二人同時に抜けたとしても、キャンベル・キャラガーという質的に同等の選手がいるので全く問題がない。これは他のポジションにも言えることで、かつ複数ポジションできるキャラガーやハーグリーブスが控えにいるのはかなり大きい。
そんな手堅い今大会のイングランドに難点があるなら2点、FWの組み合わせと、ベッカムだ。
FWは当初オーウェン・ルーニーのコンビで間違いなしとされていた。このコンビであればかなり強力な攻撃が期待でき、難点どころか決定的な長所たり得た。だが二人とも直前に怪我。ルーニーに到ってはいまだに酸素室?のようなものに入って病状に関しても秘匿されている。オーウェンは間に合ったとしても、ルーニーの方はかなり厳しいのではないか。ベストヤングプレイヤー候補の最有力としてメッシやCロナウドと共に期待されていただけに、非常にかわいそうではある。
ベッカムに関しては、キャプテンだし右足は世界3番目ぐらいだし、確かに代表クラスのプレイヤーではある。ただ今のイングランドの中盤を構成しているメインの二人、ジェラードとランパードはガチガチのプレミアCHを極めたタイプなので、ゲーム展開上のスピード感をチームに要求するだろう。ジョー・コールも今やかつてのゲームメーカーというより、チェルシーで見せるサイドからの切り崩しが武器となっているので、この3人が求めるような流れというか展開を、ベッカムが寸断してしまわないかというのが少し不安な所だ。
また、いかにディフェンスラインが強固であろうとも、ジェラード・ランパードが上がってばかりではバイタルエリアを埋めてくれるような守備専MFを1枚入れなければ厳しいかもしれない。別フォーメーションはオーウェン・ルーニーが出場できない状況に加えて、ジェラードとランパードを自由に攻撃できるような意図を込めて、守備専にハーグリーブスを置いてみた。
で、優勝できるか。・・・・うーん。微妙。というのはルーニー次第のような気がする。怪我明けのオーウェンと、「でくのバー」クラウチはうまく噛み合うのかわかんないし、ウォルコットに到ってはたぶんドイツ旅行となるだろう。仮にエリクソンが大英断し、中盤のタレントを活かすために別フォーメーションのような形を採用したら、また話は違ってくる。
【順位予想】
1位:スウェーデン
2位:イングランド
GLではほぼ間違いなくルーニーを使えないと言うことで、若干得点力が落ちるためにスウェーデンが有利と見た。今大会のスウェーデンは、欧州予選総得点ナンバーワン&総失点1桁という攻守ともにかなり安定している。伝統の守備力+ズラタン・ラーション・リュングベリといったとても魅力的なサッカーが期待できる。

Group A

ドイツ
コスタリカ
ポーランド
エクアドル
【注目チーム:ドイツ】 監督 ユルゲン・クリンスマン



GK イェンス・レーマン
GK オリバー・カーン
GK ティモ・ヒルデブラント
DF マルセル・ヤンゼン
DF アルネ・フリードリッヒ
DF ロベルト・フート
DF イェンス・ノボトニー
DF フィリップ・ラーム
DF パー・メルテザッカー
DF クリストフ・メツェルダー
MF セバスティアン・ケール
MF バスティアン・シュバインシュタイガー
MF トルステン・フリングス
MF ミヒャエル・バラック
MF トーマス・ヒッツルスペルガー
MF ティム・ボロウスキー
MF ベルント・シュナイダー
MF ダビド・オドンコール
FW ミケ・ハンケ
FW オリバー・ノイビル
FW ミロスラフ・クローゼ
FW ジェラルド・アザモア
FW ル-カス・ポドルスキー

基本フォーメーション:4-4-2
                  FWクローゼ
       FWポドルスキー
             MFバラック

MF
シュバインシュタイガー          MFシュナイダー
  (ボロウスキー)                        
             MFフリングス 

DFラーム                   DFフリードリッヒ
(ヤンゼン)
      DFメツェルダー  DFメルテザッカー
        (フート)

            
GKレーマン

「ゲルマン魂」で知られるごとく、どんな状況下であっても最後まで試合を投げない、あきらめない。前回大会でも、フランスやアルゼンチンに比べてさほど騒がれなかったチームであって、闘将カーンを中心に決勝まで進んだのだからその姿勢は確かなものだ。一方でどんな相手にも手を抜かないということで、サウジに8点喰らわしている。
基本フォーメーションを見てみると、伝統の?3-5-2を完全に捨て去り近代サッカー主流のコンパクトな4-4-2になっている。
GKはアーセナルで確変突入中のレーマンだからいいとしても、ディフェンスライン、特にCBのポジションにかなりの不安がある。メルテザッカーはこれからのDFという感じだし、ラーム・メッツェルダーは怪我明け、それにこれといったディフェンスリーダーがいない。中盤~前線にかけては世界屈指のタレントが揃っている。バラックは言うまでもないが、特にブンデス・リーガ終盤でのクローゼの活躍を見ると、スーパープレイヤーからもう一段高見に登ったぐらいのポテンシャルを感じさせた。さらに控えFWにハンケ・ノイビル・アサモアといった、スーパーサブでも力をフルに出せる面子が揃っている。
そんなドイツが開催するワールドカップでは、当然のごとく優勝するのであろうなあと、1~2年前ぐらいまでは考えていた。メンバー云々ではなく、「ゲルマン魂」がスタジアムを支配するホームゲームならば、精神的な部分で勝っていくのだろうと。だが開催が近づいてくるにつれて、なにやら不穏な気配を感じている。
ドイツのクリンスマン、フランスのドメネク、そして日本のジーコが今大会のネタ監督だと個人的には注目している。その一人、クリンスマンについて触れておこう。
現役時代を知らない俺でさえトレードマークのダイブは知っているくらいだから、所謂人気者プレイヤー、日本で言えばカズや中山のようにスター性がありしかも実績も残している人だ。そんな天才ならではの行動なのだろうか、代表監督(しかも開催国)という重要なポジションに着いても様々な奇行をおかした。ついこの間までアメリカに住んでたし、正GK問題で最後の最後に闘将オリカーンを外すし(これについては俺はいい判断だと思うが)、不安定なDFに対してなんら対策を施さないばかりか、頼れるDFヴェールンスを切った。本来協力関係にあるべきサッカー協会DFBとの関係もかなり険悪な様子だ。
つまり、監督・チーム・協会がバラバラな雰囲気を醸し出しているのが今のドイツ代表だと思う。だがいかに内情が不安定で、守備力に致命的な欠陥があろうとも、それでもなお優勝候補の1・2には挙げておきたい。その理由はとりもなおさず、1~2年ほど前まで圧倒的に感じていた「ゲルマン魂」のホームゲームが展開できる優位性だ。ワールドカップという短期間でガチ勝負を何試合もやる状況下では、この圧力と言ったら凄い物があると思う。
【順位予想】
1位:ドイツ
2位:ポーランド
コスタリカ→よくわかんねえ、エクアドル→高地オンリーということで、消去法でこの2つ。

Henry signs new four-year deal at Arsenal

>つーかおまえ、アンリよ、残れよなあ。
と書いた矢先
Thierry Henry will be staying at Arsenal Football Club.
There has been speculation about the striker’s future all season but on Friday morning he stated his intention to sign a new contract with the Club.
Arsenal.com will have much more on this story later today.
[ Friday, May 19, 2006]
【ロンドン19日共同】サッカーのイングランド・プレミアリーグのアーセナルは19日、フランス代表FWのティエリ・アンリと新たな4年契約を結んだと発表した。
 同選手は強豪のバルセロナ(スペイン)への移籍がうわさされていた。しかし、バルセロナに敗れた17日の欧州チャンピオンズリーグ決勝で「このチームで続けていきたいと確信した」と語った。 イタリア1部リーグのユベントスから1999年8月に加入したアンリは、フランス人のベンゲル監督の下で2度のリーグ制覇と3度のイングランド協会(FA)カップ優勝に貢献。この間に挙げた214ゴールは、既にクラブ記録を塗り替えている。
                           (了)
[ 共同通信社 2006年5月19日 23:39 ]
うぎゃーーーーーーーやったーーーー。

UCL決勝後

レーマンの退場に関して本国ドイツではカーン復活論が再燃してるらしいが、あれはどう見てもプロフェッショナルファウルとして仕方がないものだった。アンリ・ヴェンゲルその他のチームメイトも「まーしゃーないな」みたいな接し方をしていたし、その後の審判判定に関しては賛否両論あるだろうが、とにかくとっさの対応にしてはレーマンは正しいと思う。
残念なのは、その後(前後ロスタイムも含めて)約80分を今のバルセロナ相手に「10人-正GK」で戦わなくてはいけなかったということだ。プレッシャーの中でのポゼッションが出来るバルセロナの攻撃に対して、自然とアンリ残しの全員守備になるのは仕方ないことだし、特にゲーム開始直後からどちらかといえばアーセナルの方が攻め姿勢を見せて主導権を握っていただけに、結果どうこうの前に期待していた攻め合いにならなかったのが、本当に残念だった。
ヴェンゲルのパスサッカーは実はプレイヤー全員のタフさがベースになっていると思うんだが、そんなタフ集団アーセナルがガソリン切れを起こし、アンリさえも明らかなパワー不足を感じさせた70分以降の試合はもう、ファンとしては酷すぎて見てられなかった。75分の同点で燃え尽き、直後の逆転はメンタルな部分のあきらめもかなり影響したのではないかと思う。ヴェンゲルのがっくりもカメラに捉えられ、あとはフツーにポゼッションで凌がれ、万策尽きた。
一つの時代を作ったチームとして、プジョル・ロナウジーニョ・(チャビ)・エトオ・ラーションがいたバルセロナがヨーロッパを制覇したというのは、サッカーファンとして自然とうれしくなることだ。アーセナルにとって千載一遇のチャンスではあったが、この点は素直に受け入れる。「ヴィエラ後」を踏み台にしてUCLファイナルまで進んだ原動力は来期にも活かして欲しいし、つーかおまえ、アンリよ、残れよなあ。
来シーズンはアシュバートン・グローブでのベルカンプ引退試合から始まる。これで財政的にもマンU・ニューカッスル並になるはずだし、若手の熟成を期待しつつ、しばらくはWCモードにチェンジ。
というわけで、前回もやったWC予想をやっていく予定。併せて注目チームの覚え書きも書こう。

UCL決勝

今日(見るのは明日)ついにアーセナルがヨーロッパ初制覇することになるが、そうはいっても相手がバルセロナという現時点で最高のクラブチームなだけに、こちとらのファンの希望通りうまくいくとは限らない。むしろ、自分がどちら寄りでもなくニュートラルな視点から見るならば、断然バルセロナ勝利を予想するだろう。もちろんそれをわかった上でのアーセナル勝利を確信しているのは、ファンであるからに他ならない。
        V・バルデス
オレゲル  プジョル  マルケス  ジオ
(ベレッチ)
         エジミウソン
      デコ     イニエスタ
 ジュリ            ロナウジーニョ
(ラーション)   エトオ
—————————————
          アンリ
 レジェス            リュングベリ
        セスク   フレブ
             (ピレス)
           G・シウバ
 A・コール  キャンベル  トゥレ  エブエ
           レーマン
改めて並べると、・・・・・厳しい。
似たフォーメーションを取っているが、特に前目の選手の役割が若干違っている。この辺が勝負の肝になりそうだ。
トップのアンリ/エトオは、前者がサイドのスペースに流れがちで、後者がDFとの1vs1を仕掛けがちという違いはあれ、基本的には前線に張ってポストするのが役割だ。
リュングベリ/ジュリはガッチガチのウイングタイプ。とにかくガチャガチャ動いてかき乱すのが役割だ。
1つ目のポイント、レジェス/ロナウジーニョ。レジェスはアンリの子分として、同じ左サイドでかぶらないように気配りしながら、空いていれば突破を計る。一方ロナウジーニョは王様として、サイドに行くより中への1vs1を挑んだり、ラストパスを供給する。つまりレジェスは生きるも消えるもアンリとのコンビネーション次第であり、ロナウジーニョは絶対的にフリーな存在だ。これではレジェスの方が分が悪い様に見えるが、アンリ込みで考えると、コンビが上手く噛み合えば影武者となりアンリをフリーにしてくれるチャンスも増えるので、あながちどちらがどうとも言えない。
二つ目のポイント、守備専MFの前の二人。具体的にはセスク・フレブ/デコ・イニエスタの役割だ。パサーやバランサーを置くのをよく見るが、フレブはパス出しに特徴があるのではなく、より前目の選手に近いドリブル突破の動きが多い。一見テンポのゆるいヘンテコな動きをするが、それがフェイントとなり独自のドリブルの間を持っている。
要点は、レジェスの頑張り(=アンリの有効活用)と、フレブのドリブルでバルセロナDFにどれくらいアタックかけれるか。あと意外とV・バルデスなんかやらかさんかな。

結果

[GK]
川口
楢崎
土肥
[DF]
中澤
宮本
坪井
田中
加地
サントス
???(右サイド控)駒野
???(左サイド控)中田浩二
[MF]
中村
中田英
福西
小野
稲本
松井
遠藤
小笠原
[FW]
久保!!
柳沢
高原

>大黒
>玉田
うすらハゲ、やりやがった。
松井に関してはかなり主観的な期待があった。いくつかリーグ・アンの試合も見て、1試合に何回かは必ず存在感あるプレイをするけど、なぜかハゲには冷遇されていた(ハゲが一度ルマンに観戦に来たときダメダメだったのが影響してるか?)。スタメンは無理かもだが、局面を変えれる一人として加えて欲しかった。
大黒も玉田もそりゃ代表に選ばれるぐらいだから確かにいいFWだ。だがそこ止まりだ。これに関しては柳沢も同様。仮に日本がGL突破を目指しているのであれば、久保のような規格外をギャンブルでも使わなければできっこない。
2004年のアジアカップがターニングポイントだった。あの直前にハゲを解任するタイミングがあったのに、適当なところで負けてれば解任理由になったのに、ヨルダン戦・バーレーン戦でのミラクルな勝利で優勝。そもそもこんなアジアの新興勢力にミラクルでなきゃ勝てないのがせづねぇが、23人が決まった以上、最早このジーコが持つ天性のミラクル強運と共に心中するしかない。戦術や選手起用の妙は期待せず、JAPANサポーターはただ一心に祈祷・願掛け・絵馬・お百度等で願い続けるしか、手段はなくなった。頑張ってお祈りしてください。

予想と希望

[GK]
川口
楢崎
土肥
[DF]
中澤
宮本
坪井
田中
加地
サントス
???(右サイド控)
???(左サイド控)
[MF]
中村
中田英
福西
小野
稲本
松井
遠藤
小笠原
[FW]
久保
柳沢
高原

[俺的希望] 3-6-1
       久保
 松井  
       中村
サントス       加地
    中田  小野
 ??? 中澤 ???
      楢崎
GKは好不調の激しい(裏を返せば好調の時はすごくいい)川口よりも、安定感の楢崎。なんかうやむやのうちに川口になっているが、これはOKなんだろうか。
DFは正直今の代表候補の中では、中澤以外どうでもいい。松田・トゥーリオあたりが欲しいところ。
これまでの試合を見ても3バックの方がいいだろう。実質5バックで、サイドは両SMF(サントス・加地)ディレイ+DMFで数的優位を作りケアする。サントスの守備に期待してはいけない。
逆に言えば、3CBのアウトサイド側がサイドにつり出されるようでは全く意味がない。ただ、こういうシーンはよく見る。
MFは中村を中心に考えていることは明らかで、プラス守備的なポジションに絶対二人欲しい。でもこれだと潰し屋とか汗かきといった部類の人間が皆無になる。
キーパーソンは松井。昨日最終節リヨン戦では大敗してたが、実際欧州トップリーグで主戦力扱いは松井だけ。1月のリーグ・アン月間MVP受賞もある。
FW
て感じで、消去法で1トップとなる。そうなると久保しかない。実質松井はどちらかのサイドに張っていて、久保と絡む形が見える。
[俺的希望2] 4-1-2-2-1
       久保
中村          松井
    中田  小野
       福西    
??? 中澤 ??? 加地
       楢崎
最近流行りのやつを。4バックではやはり左サントスでは怖すぎてだめ。中田浩二とかか?
福西を守備専として使うのはもったいない気もするが、代表候補でこの位置の守備専できるのは彼か稲本ぐらいしかいない。
うーん。考えるのがアホらしくなるほど3敗が見えるなあ。