Dead Pigeon 20周年

相変わらず投稿は全然していなかったが、過去の投稿がWebの中に消えてしまうのが忍びなく、環境だけは維持し続けたここ数年。気づけば、この4月で開設から20年が経っていた。。。

2001年4月に、大学時代のダメ人間3人で卒業(あるいは留年)を期に始めたこのサイトも、bitchとkichikuとは音信不通となり、自分は結婚して子供も授かり、ごく平凡な日常を送るうちに、あっという間に20年。気づけばすっかりおじさん。早かったなあ。最近のこのサイトのトピックとしては、仕事に関係していることもあって、自宅サーバからAWSにホスト先を変えたことくらいか(Amazon Lightsailを利用)。投稿はしないものの、インフラ周りは意外といじっていたりする。次にやるのはいい加減https対応しなきゃなーというところか。なお、この記事を書こうとしたらすっかりパスワードを忘れてしまって、去年Lightsailへ移行したときに取得したバックアップからサーバを復元したりしていたので、ここ1年でもしコメントした方がいたとしたら消えています。ごめんなさい。

bitchとkichikuへ

もしここを見ていたら、Twitterアカウント(@koushidahira41)にでも連絡ください。

再開

気づいたら3年半も放置してしまった…。とは言ってもサイトの管理自体はしていたので完全な放置ではないのだけれど。

最近何故か気づくと文字化けしている、というのが何度か発生していて、そのたびにバックアップからデータを戻したりしていたのだけれど、今日よく見たらアカウントが乗っ取られていてスクリプトが埋め込まれていたのが原因と判明。大変失礼しました。

というわけで、このあたりでコンテンツ自体もちゃんと再開しようかと思う。今どきブログをまめに書く人もだいぶ少なくなり、bitchもkichikuも(このサイトの共同執筆者)いなくなり、自分もほぼfacebookでしか発信していない状態だけれども、せっかく年数だけは18年も続いているのだし、世界の片隅で細々と続けていこう。

今更Amazonアソシエイト

トップページを見ると字しかないので、画像によるコントラストを得ようと、ほんと今更&安直だがAmazonアソシエイトに登録した。ハッスルサーバーの禁止事項では「Amazon,楽天などの大量の商品を検索、表示、リンクさせるサイト 」となっているので特に問題はない・・・と思う。

映画の場合、紹介タイトルのパッケージだけでなく、本文中の固有名詞や元ネタについてのリンクとしても使っている。これを見つけて貼るのが案外楽しい。ただ過去のが300近くあるためそれ全部に手作業でやるのは現実的でなく、支援ツールをいくつか探したが、表示に関するものが多かった。表示については評価☆を表示できたり、ヴィジュアル的に優れているものも多いが、結局凝りすぎて破綻する可能性が高いので、このまま公式のを使う。今後の更新で過去のも少しずつやっていこうと思っている。

これまでの映画感想を振り返る PART5 完結編 ☆★☆★☆

「見た映画については必ず感想を書く」という俺ルールについてのこれまでを振り返る話その5。

ついにPART5、本編最後である。なんせ「完結編」なんだから、なんらかの完結を迎えねばならない。それでは、と、それでる前に、見る映画の入手方法についてこれまで一切触れてこなかったので一応書いておこう。

・ソフトの入手方法

映画の場合、視聴環境は主に映画館または家になると思うが(あと飛行機の中とか携帯端末とか)、よっぽどすぐに見たい映画でない限り家で見ている。映画館は割合にして5%ぐらいか。映画館は集中度や没入感、音響の面で家を圧倒するが、なんせ他人様がいるもんでそっちが気になる事もあり、また家の場合つまんなく感じると、ギターの運指練習をしながら観たりできるが、映画館での拘束は最後まで観ると決めている以上、解消しようがない。

家視聴のうち半分がレンタルだ。まだブルーレイ環境がないためDVDがほとんどで、VHSしか在庫がない過去のドマイナー作品のみ、未だにVHSでも見る。逆に言うと、「VHSで残す価値(需要)がある」という事でもあるため、今VHSで在庫されているものは大抵の場合超個性的な作品が多い。後述するぽすれんの場合、1回10本前後借りて2,000円程度だ。PART4の評価ポイントデータは、俺個人についての統計データとしてかなり信用できるサンプル数に達している。それによると、厳選したところで45%の「ふつう・まあまあ・つまんない・クソ」があるのだから、映画館とレンタルの10倍近い料金差はかなりでかい。

後の半分はスカパーの映画チャンネルになる。こちらは月単位のパッケージとして配信されるものの中から気になるものを観るという、半受動である点がレンタルや映画館と異なる。ジャンルや年代も幅広く、意外と1-2年前の作品で見逃していたものがあったり、監督特集は数ヶ月にわたって10-20本まとめて観れたり、ハマればレンタルよりも便利だ。数年前のイマジカのキム・ギドク特集は、まさに見たいタイミングで特集を組んでくれたので、スカパーの良さを感じるプログラムだった。昔わざわざ新宿TSUTAYAまで借りに行ったATG作品やマイナー・ヨーロッパ映画も結構やってくれてあなどれない。反面1本も見ない月もある。

セルDVDについては視聴目的ではなく、レンタルで見た後特に印象的な作品や、数年後見直すとまた違った感じになるであろうものを、保存目的で購入することがほとんどだ。現在映画以外のソフトも含めると数十枚セルDVDを持っているようだが、パッケージ開封すらしていないものも結構ある。

・レンタル屋の変遷

レンタルの入手元は色々変わっていった。最初期の「記憶のみ」を観ていた頃は、その当時日本に進出していた「ブロックバスター」で、VHSビデオをレンタルしていた。料金は正確には覚えていないが、大体1本400円前後だったのではないかと思う。あるいは3本1,000円とか。やがてブロックバスターが日本撤退し、しばらくは大手でない個人営業のレンタルビデオ店を利用していた。その後2000年頃に、ゲオがレンタル全国展開を始めたような気がする。つーかWikiで調べると、まさにゲオがブロックバスターを買収して、レンタルのフランチャイズを拡大したのが2000年頃のようだ。そしてしばらくはゲオの5本1,000円を利用していた。一度に5本・10本借りるようになり、このくらいから映画鑑賞が習慣化する。またこの頃ようやく、VHSとDVDが半々ぐらいになった記憶がある。

TSUTAYAは何やってんだ。あるにはあったが、店舗が小さく在庫も料金もゲオに負けていた。その後2000年代中期に大型店が近くにできて在庫数でゲオに勝り、さらに定期的に出されるクーポンを利用すればゲオ並の5本1,000円も可能になって、ゲオからTSUTAYAに乗り換えた。そして最近までTSUTAYAだったのが、ここ1年は主にぽすれんを利用している。

ぽすれんは宅配レンタルサービスだ。ぽすれんのサイトから見たい映画を選んで、諸々の発送手続きをすると、なんか知らんがメール便で勝手に送られてくる。返却は郵便ポスト。現時点では最大12枚まで一度にレンタル可能で、旧作の100円レンタルの場合送料含めると、12本で1,500円となる。1本当たり125円。レンタルビデオが出始めの頃は1本1,000円が普通だったらしいが、今や1/8だ。100円レンタルはいわゆるロングテールの下側需要を狙って始められたサービスだと思うが、やってみるとかなり好調らしく、期間限定が延長に次ぐ延長で今に至っている。

ここで、店舗型と宅配型それぞれの特徴を挙げてみよう。

・店舗型

店舗型は閲覧性が高い。入店すると大体入口付近に最新作が並び、その近くに準新作のトップ30みたいなのがあり、旧作は50音順かカテゴリ別に配置してある。ピンポイントで見るものが決まっている場合は関係ないが、「とりあえずビデオ屋行ってから見たいのあるか探そう」という徒手空拳の場合には、この閲覧性の高さは重要である。

それぞれのカテゴリを横断的に見ていくと、昔見ようと思って見逃していたものや、タイトル一発に興味を引かれるもの、同一カテゴリで抜けていたもの(監督コーナーなど)を、網羅的に見る事が出来るため閲覧の効率は高い。宅配型の場合、網羅的に閲覧するにはPCをグリグリいじらねばならず、適していない。例えば同じ100本のタイトルだけザーっと見るにしても、店舗でDVDの背を見ていく方がはるかに情報量が多く時間効率も良いだろう。

・宅配型

宅配型は利便性が高い。店舗型の場合、まず店に出向き、店内を馬鹿みたいに徘徊して、通路の狭さに苦痛を感じ、最下段のアイテムを見るときはうんこ座りか己の体前屈能力との勝負、目的のタイトルがあっても正確な配置場所はわからず、レジでは並ばされ、一連のマニュアル対応に従い、そして、これが店舗型一番のデメリットだが、返却せねばならないのである。宅配型の場合、家のPCでゆっくり快適に探す事ができ、目的のタイトルはキーワード検索で特定でき、レンタルから数日後には家の郵便受けに入っていて、見終わったら郵便ポストに投函し、完了である。この点は店舗型はどうやっても勝ち目がない。

また料金的にも店舗型より安い傾向にある。これはネットショッピング全てに共通する事だが、地代と人件費を圧縮できるためその分レンタル料金を安くすることができる。ゲオとぽすれんがスポットレンタル100円を始めてから、店舗型との料金差は大きく広がった。地方によって、店舗のゲオとTSUTAYAが近くにあって熾烈な競争をしているような地域だと、場合によっては1本50円程度でレンタルできるようだが、店舗型の基本線は未だに1本400円である。

一方確実性という点では、ソフトを直接受け取り、レジまたは返却ポストに戻すという手続きを踏むため、店舗型に間違いはまず起こらない。宅配型は、メール便(現時点では佐川の飛脚メール便)と定形外郵便の併用で、どちらも手渡しでなくポストに投函で終了となるため、万一の間違い(メール便の遅配・ポスト荒らし・ビニールの破損による事故)が起きる可能性はある。俺自身こういう事は経験していないが、一度でも起きてしまうと、利用を控えるかもしれない。

この点VODは宅配型のメリットを残しつつ、返却不要というので理想的ではあるが、高速ブロードバンド環境や専用ソフト・ハードの普及、コンテンツ保護、コスト面など、問題は多そうである。アクトビラなどは面白い試みではあるので、今後の動向待ちだ。

・在庫

次に在庫についてだが、店舗の場合、当然各店舗にあるだけが実質的な在庫となるので、在庫数は店の売り場面積に依存する。メジャー系や新作は大体どの店舗にもあるので無視するとして、旧作、特にマイナーな作品は店舗によって大きく差がある。例えばTSUTAYAの場合だと、新宿・渋谷TSUTAYAにだけしかない作品はかなり多い。この二つは在庫の豊富さで有名であるから、むしろ例外的な店舗なのだが、映画をよく見る場合、大型店でないと在庫に満足できないだろう。

宅配の場合、システムは厳密にはわからないが、恐らくどこぞの配送センター(たぶん千葉)に集中して在庫され、在庫量はレンタルサイトとリアルタイムで連動している。ひとつに集中しているため、店舗格差は当然無く、メジャーも新作もマイナーも条件は同じだ。ただし、マイナーはそもそもの在庫量が少ないので、それを全国のレンタル希望者と争奪することになり、マイナーだが人気は高い(いわゆるカルト的)作品については、レンタル自体が困難である。

まとめると

  利点 欠点
店舗型(TSUTAYA・ゲオ) ・閲覧性の高さ
・思いがけない発見
・レンタル手続きが不便
・在庫が地域によりマチマチ
宅配型(ぽすれん・DMM) ・利便性の高さ
・料金が安い
・全国均一の在庫
・網羅的閲覧には不向き
・在庫数によってはレンタル自体がかなり困難な場合がある

となる。

なんじゃこれは。感想の感想を書くはずが、店舗型と宅配型レンタルの比較になっとるじゃないか。どうなっとるんだ!

天狗じゃ~~~~~~~!!天狗の仕業じゃ~~~~~~~!!!

これでいいか。

これまでの映画感想を振り返る PART4 頂上決戦 ☆★☆★☆

「見た映画については必ず感想を書く」という俺ルールについてのこれまでを振り返る話その4。

なんかとことんやってやろうという気になってきた。そろそろ本題に入った方が良い気がするが、その前に、感想のフォーマットについてこれまで一切触れてこなかったので一応書いておこう。

・タイトル/日付

タイトルと日付はそのままで、タイトル横の☆や★は評価ポイントだ。そのすぐ下、本文一行目の太字になっている部分が映画のあらすじである。タイトルは原則として邦題に準拠している。日付は「公開日」ではなく「俺が見た日」である。

・評価ポイント

評価ポイントは、★★★★★が最大点で、☆☆☆☆☆が最低点の原則5段階評価にしている。縦に並べたときの見やすさを考えて、+ポイントを★、ポイントなしを☆にした。評価の基準だが、

★★★★★ 面白い。最高。時間を忘れる。クセはあるが俺に合ってる。
★★★★☆ 完成度が高い。面白いがオチが弱い。何か引っかかる。ハリウッド優等作。
★★★☆☆ 無難。つまんなくないが面白くもない。万人受け。ハリウッド大作。
★★☆☆☆ ”なんか”つまんない。御都合が気にかかる。
★☆☆☆☆ つまんない。クセがあり俺には合わない。気持ち悪い。
☆☆☆☆☆ うんこ。例外。評価不能。

と、多少のブレはあるが大体こういう感じである。例外的に、B級映画と純粋なコメディは★3で最高評価となる。次にインデックスリストを適当なGREPツールで検索し、それぞれの割合を出してみた。

評価 割合 近似評価の割合
★★★★★ 105 19.9 55.5
★★★★☆ 188 35.6
★★★☆☆ 142 26.8 35.3
★★☆☆☆ 45 8.5
★☆☆☆☆ 34 6.4 9.2
☆☆☆☆☆ 15 2.8
合計 529 100 100

評価を付けていないものや、関連ファイルがあるのでフォルダのファイル数と評価合計数とは若干(でもないが)異なる。こうみると、やはり自然と評価は高い方に寄っていく傾向にある。それもそうで、何も誰かに強制されたり完全無作為で見る映画を選んでいるわけではなく、パッケージやタイトルで「面白そうだ」と思ったのだから、まあこの数字は当たり前ちゃあ当たり前だ。

15あった☆☆☆☆☆は以下の通り(タイトルのみ)。

小人の饗宴
アメリカン・クライム
LAST PRINCESS
アイ・アム・レジェンド
ワールド・トレード・センター
ALWAYS 3丁目の夕日
残虐全裸女収容所
PRIMER
オープン・ウォーター
ディープ・コア2002
パッション
あずみ
ジーパーズ・クリーパーズ
けものがれ、俺らの猿と
AVARON

このうち評価不能(小人の饗宴、アメリカン・クライム、パッション)を除いた12本は、掛け値無しに俺的クソ映画である。中でも、「ALWAYS 3丁目の夕日」は世間様とのあまりな乖離ぶりに愕然とさせられ、「ディープ・コア2002」は誰にも通ずるであろうクソぶりだったのを、よく記憶している2本だ。

・あらすじ

あらすじはどこかから拝借するのではなく、見終わった後ストーリーを大雑把にまとめる感じで構成している。たまにあらすじでなくイメージ表現の場合もある。最初の頃は結構マジメに、登場人物の名前もキッチリフォローして、あらすじ的なあらすじを書いていた。それが段々簡略化され、名前も忘れたら「なんとか」「○○」で済ませ、やがて「一行勝負」の俺ルールが確立された。例えばアップロードされてる分で一番古い(記憶のみは無視)ジャッキー・ブラウンのあらすじは

銃の密売屋であるオデールの周りには愛人の女、相棒、そして現金の運び屋のジャッキーがいる。そのジャッキーが現金運びの途中に捕まってしまう。自分の事をあれこれチクられることを恐れたオデールは、保釈金融業者をつかってジャッキーを助け出す。そしてジャッキーとオデールは、彼の全財産50万ドルを運び出すためにある計画をブチ立てるのだが・・・。

タランティーノの映画はストーリーが複雑なので、あらすじとしてはこれくらいあってもいいかもしれない。これがキル・ビルになると

結婚式で親族を惨殺された嫁が復讐の旅に出る話。

とこのように変わった。「~~話。」でなるべく終わらせるのも俺ルールだ。

以上が感想フォーマットとなっている。PART4にしてようやく外堀を埋められた。PART5ではなんとか、本来の目的である「感想の感想」について振り返りたいところだが、どうなるかは書いたときのノリによるので、そこんとこは俺にもようわからん。

これまでの映画感想を振り返る PART3 代理戦争 ☆★☆★☆

「見た映画については必ず感想を書く」という俺ルールについてのこれまでを振り返る話その3。

別に仁義シリーズから感化されて、狙ってこうしたわけではないが、結果的にシリーズものになってしまったので、今決めたが、このシリーズはPART5でもって完結させることにした。「感想の感想」をPART5まで引っ張るとはアホの限りだが、これまで培ったテーマに対する脱線力を駆使すれば、意外と簡単にいけると思う。

そもそもなぜ感想を書くのか。これは実際、書いてみると理由がよくわかる。なんらかの表現を見た後、その漠然とした印象を言語化するのは非常に難しい。実用書やドキュメンタリーであればテーマは明確であり、重要なポイントは論理的に導けるが、表現の場合、基本感想は「よかった」「ふつう」「つまんなかった」しかない。印象とはそういうものだ。

ただ言語化することで、その漠然とした印象が、説明可能なものとして表出されることがある。言語化にチャレンジすると、そうなることがたまにある程度だ。だから書き始めはとても苦しい。「なしてせにゃならんのか」と、自分で決めた枷に大抵の場合自問する。それを何とか越えたら、見終わった後思ってもいなかったような印象が、言語化してまとめる事で新たに持てるようになり、ひらめきや解決の瞬間は結構快感である。

また、これは個人の性格にも関係あるんだが、映画を見て見たら見っぱなしで一週間後、一ヶ月後には「見たこと」以外、あるいはそれすらも全部忘れるというのはもったいない。おぎやはぎの小木は年間百本近くの映画を見るそうだが、その内容は全く覚えておらず、そんな映画好きなのに「今までで一番好きな映画は?」「ロッキー!」これぐらい、逆に突き抜けていればそれでもいいと思う。要するに貧乏性であり細かいことが気にかかる性格にとって、インプットしたものをアウトプットで一々返していく事は、精神衛生上必要だ。

ではなぜ映画か。世の中には過去の蓄積も含めて膨大な量の表現がある。文章・絵画・音楽・映像・ゲーム・漫画など様々あるが、この中で「感想」として印象をまとめるのに映画は一番やりやすかった。なんらかのストーリーがあり、起承転結のフォーマットがある。なにしろ「始まって、必ず終わる」のである。例えばカンディンスキーの絵を見て感じた印象を、言語化するのは易しくない。展覧会の図録にキュレーターがこれでもかと、ベラベラベラベラ書いているが、あれ読んだことはないが「お前マジか」だ。

また映画は「つまんなさのリスクヘッジ」ができる。レンタルソフトの場合最近だと1本200円程度で入手でき、時間も概ね120分前後になぜか決まっている。見終わった結果つまんなくても、この程度の損失であれば、面白さを追求するのに十分許容できる。

以上が、まず映画を見ること、そしてその後感想を書くことの、動機付けになっている。どうだろうかこのでっち上げぶり。PART3にして未だ、我が書いた感想のまとめ的な事を一切やっていない。というわけで(この言葉も「閑話休題。」並に便利だな)、いよいよ本題に入るのか?、それは俺にもわからない、PART4に続く。

これまでの映画感想を振り返る PART2 ☆★☆★☆

「見た映画については必ず感想を書く」という俺ルールについてのこれまでを振り返る話その2。

2010年01月時点での映画タイトル数は、カテゴリで表示されている分で257。対して俺のローカルフォルダにはファイル数551。つまり公開した感想は約半分だ。こうなる理由はまず、「書いたものをサイトに反映させるのは面倒くさい」これがでかい。感想はいつでも見れるようにローカルに残しておきたいので、昔から使っているホームページビルダー6の自作テンプレートでまず書く。それをサイトに反映させるには、まずログイン、これがまたIDとパスワードがクッキーに残ってなかったりして、調べるために昔送られてきたメールを全文検索して漁ったりして、ほんでもってようやくWordpressの編集画面にたどり着く。

新規投稿
HTML直接編集に変更
タイトルと本文をローカルからコピペ
カテゴリ指定
日付を書いた日に変更
公開!
HTMLタグを見た目との兼ね合いで加除
更新!

ログイン含め、実に7-9つの手順を経ねば、ローカルファイルはサイトに反映されないのである。正直なところ、俺にとっては「昔見た映画の感想がヴィヴィッドな形で残っている」事が一番重要であり、それを公開するのは、ほんと正直なところ、ついでな感じだ。もちろん見てくれた方が何か感じたり、何かのきっかけになるとうれしい。ただ個人的には書いてローカル保存で完結しているので、結果的に約半分の感想がサイトに反映されていない。現状ログインして編集画面に行った際に、最近のものからいくつかまとめてアップロードする形を採っている。2007年10月の「ワールド・トレード・センター」から、2009年02月の「ダークナイト」まで、1年4ヶ月ほどずっぽり抜けてるのは、映画を一切見ず感想も書かなかったのではなく、「単に一連の手順がめんどくさかったから」である。

例外はあり、例えば最近の「山谷(やま) – やられたらやりかえせ」感想のように、極少数ではあるが興味ある人にとって多少参考になるようなものは、積極的にアップロードするようにはしている。その他俺の文章のメインであるところの、平たく言って「うんこちんこ的」な感想は、まあ、前述した感じだ。

・・・・・。

いかんいかん!!!!この流れは例のあれだ。テーマが脱線しまくって結局テーマに触れず茶を濁して終了のパターンだ。仕方がないが、個人的にはあまり使いたくない、スマートでないこの方法で流れをぶった切ろう。

閑話休題。

これって司馬遼太郎のやつだっけ。というわけで閑話休題の、当初想定していなかった、PART3突入である。

これまでの映画感想を振り返る ☆★☆★☆

「見た映画については必ず感想を書く」という俺ルールについてのこれまでを振り返る話。

下にKou-shi(この名前の由来が由来だけに、なんか周辺の人が死刑確定しちゃったりして、名前だけでも時間を感じさせるなあ)が振り返っているように、このサイトは複数人で運営されている。して俺の場合は、基本映画とサッカーの感想に絞っている。当初色々書いていたが、ある程度まとまった量を出せるのが、結果的にこの二つになった。見る側としてよく活用させてもらっている、商品レビューもやろうかと思うことはあるが、レビューを発信する場合、写真や比較・ベンチなどの性能評価で手間がかかり、ある程度内容のあるものでないと、検索でたまたま見た人のガッカリ感がハンパ無い。

つい最近PCケースを探していて、「Sileo500」という防音加工されたケースに決めた。これについての記事を探そうと検索すると、まずオフィシャル、次に価格.comのレビューとコメント、してAmazonのレビュー、ニュースとショップ、youtubeのレビュー動画、とこのへんの定番系を見た後、個人のサイトやブログでのレビューを見てみる。もちろん詳しく(写真付きで)書いてくれている所もある。ここなんかは詳細な外観写真・スペック、さらにノイズの録音素材も提供してくれて、非常に素晴らしい。小坂忠であれば「き・み・は・す・ば・ら・し・い」と言うかもしれない。こういうサイトは内容があるため参考になり、記事として残す意味がある。ただ必ずあるのが、

Sileo500買った。来週届く予定。超楽しみ。

↑ブログが普及して、htmlもFTPも知らなくても日記が書けるようになってこんなの増えた。検索して見たページがこんなんだと「テメエ検索に引っかかるから書くなよボケ」と、書いた人にはとても申し訳ないが、率直に思ってしまう。この記事も、Sileo500というキーワードがあるにかかわらずなんら情報はないが、一応超詳しいサイトのリンクの紹介で、最低限の有用さは保たれていると思う。さらに最近ではTwitterが検索に引っかかるようになり、

Sileo500ってケースいいかも

↑とかまあなんだ、Twitterってそういうもんなんでしょうよ、て感じのやつまで検索に引っかかる。個人批判ではないので文章はあくまでイメージだ。PC関連はいわゆるギークが多いのでこういうことは少ない。とにかく、内容が伴っているかどうかは個人の主観であるから別として、残すものに関してはある程度の質か量がないと、なんかいかんような気がする。インターネットは無償だからこそギブアンドテイクが大事だ。

・・・というわけで、感想でもよくあるパターンなのだが、テーマとは全く脱線してしまったので、「これまでの映画感想を振り返る」についてはPART2として改めて書く。

新年にあたって、当サイトのこれまでを振り返ってみる。

あけましておめでとうございます。と書いてみたが、実のところ今年は喪中で正月らしいことはしていないので、ちっとも正月気分にならないうちに一週間以上過ぎてしまった。休み明けの仕事も特に普段と変わらなかったので、なおさらそう感じる。

さて、今年は2010年、ということで、新しい十年紀(decade)が始まることになる。このような機会はそう無いので、せっかくだから赤の扉、じゃなくて、このサイトのこれまでを振り返ってみたい。

さて、そもそもこのサイトを始めたのはいつだったか。右側のアーカイブは2001年4月から始まっているが、実はこれはこのサイトオープン以前からbitchが公開していた個人サイトのコンテンツを譲り受けたもので、実際に開設された日ではない(それにしても、2001年4月といえば筆者とbitchが大学を卒業した直後だ。ここから現在までコンスタントに良質のコンテンツを書き続けるなんて驚異的だな、とbitchを持ち上げてみる)。自分でもすっかり忘れてしまったので、Internet ArchiveのWayback Machineを使って調べてみた。当時はplalaのDDNSサービスを使っていたので、それを入力してここの右上を確認したところ、どうやら2002年10月に開設したようだ。

サイト開設時期がわかったので、次に開設した頃の自分の記事を読んでみた。やはり懐かしいな。そして書き方が若い、というのが印象。まだこの頃は20代半ばだしな。まあbitchの筆致が今とほとんど変わらないことと比較すると、単に筆者がバカだっただけかもしれない。

当時の記事で特に懐かしかったのは日本シリーズ開幕という記事。1段落目のオナニーネタはどうでもいいとして、そういえばこの頃は入社2年目にして職場でリーダーだったな(ただし二人チームの)、とか、この頃はまさかフィオリーナおばさん退場後の某社に自分の勤務先まで買収されるとは思わなかったなあ、とか、隔世の感。ところで、Jornada(ただしOSはWindows7希望)の復活は社内のどこにリクエストを上げればよいのでしょうか?

その後、2003年頃まではbitchの映画・ゲームの良質なコンテンツと、筆者のどうでもいい日記が混在する混沌とした状態が続いている。たまに二人(もしくは鬼畜学園を入れた3人)で企画ものをやったりもしているのだが、その中でも筆者が当時楽しんだのが俺がんばってみる週間だ。エキサイトサーチストリームでランダムにテーマを決めて書くというもので、bitchの振り返りではかなりきつかった旨が書かれているが、筆者は結構楽しめた憶えがある。またやってみるのもいいかも。

また、この頃bitchのコンテンツの質に追いつこうと筆者が用意したネタが、当時入学した慶應義塾大学の通信教育だった。しかしながら、当時仕事が忙しくてなかなか学習を進めることができず、結局このネタで本格的に書き始めるのは2008年に入ってからという体たらく。実はそろそろ卒業も見えてきたので、それまでにはもう少しこのネタでのコンテンツを充実したいものだと思っている。それが2010年の目標か。

話を戻すと、2004年以降はほぼコンテンツ作成はbitch、システム管理が筆者と役割分担のようになってしまい、コンテンツ数も減少してしまう。それでもここまで続いたのはbitchのコンテンツが定期的にアップされてきたからで、管理者としては本当にbitch様々である。

さて、ここまで過去を振り返ってきたところで、今年の当サイトの目標を考えてみたい。まずは筆者が大学通信教育関連のコンテンツを増やすこと。実は、最近いくつかの慶應通信関係のブログを見たところ、当サイトにリンクを張っていただいているものがあった。ありがたいことだが、現在のコンテンツ数では中途半端で申し訳ないので、もう少しコンテンツを増やして通教生に役立つ情報を提供していたいと思っている。あとは、鬼畜学園に久しぶりに記事を書いてもらうこととか。やつは相変わらず忙しそうなので無理かもしれないが、特に音楽関係の記事を書いてくれると読みたいんだがなあ。

といったところで、今年もよろしくお願いします。

テスト

熊本城

今後もよろしく。

画像はどんな感じかなあ

自動でサムネイル作成してリンクがオリジナルサイズになると思ったがそうではないらしい。

→画像の編集項目に「リンクURL」というのがあるので、そこに該当ファイルを指定するといいようだ。

熊本城は自然の河川を外堀として利用している。最近西南戦争で焼失した本丸御殿が復元された。

改行