Software Design 1992年6月号

本号の特集は「簡単自慢!UNIXのGUI構築ツール」。先月号に引き続きX-Window上のGUI開発の話だ。前号がライブラリ中心の話だったのに対して、今回は開発ツール側の話。まあこのあたりはそういう時代だったよね以上の感想はないかな。。。

ちょっと気になった記事は「Cユーザのための実践的C++入門」という連載記事の冒頭部分。386BSDが出た、という話で、「プログラムに惚れ込んだ人というのは何をしでかすかわからないもので、先日IBM−PC用のフリーBSDを作ったやつがいる、というニュースが飛び込んできました。」という出だしから興奮が感じられる。SD誌で最初にPC-UNIXが言及された記事かも。386BSDが行き詰まってFreeBSDが登場したことを考えると、ここで書かれた「フリーBSD」が後の予言みたいでちょっと楽しい。

あとちょっとだけ仕事と関係があるのが、SPECのニューベンチマークセットがリリースされた、というもの。リリース番号は2.0で、評価基準がSPECint92とSPECfp92だそうな。仕事ではよくSPECint2006にお世話になっております。自分で計測しているわけじゃないけど。

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