Software Design 1994年6月号

まず特集のタイトルを見て頭がクラクラした。「UNIXだってマルチメディアしたい!」だ。CD-ROMが読めて動画や音楽の再生ができればマルチメディアだ、というのが当時の認識だっただろうか(記事内容から想像)。おそらく筆者が聞いた最初のIT系のバズワードがこれだったような気がする。でも今まさに世の中で最も使われているコンシューマ向けIT機器の用途がこれだし(メディアはすべてネット経由だけど)、言葉自体は聞かなくなってもどっこい生きている概念と言えるかも。

特別企画が「ネットワークOS大集合」。今までずっとネットワークOS(というかNetWare)ってなんなのかよくわからなかったのだが(ネットワーク技術に触れ始めた頃はすでにTCP/IP一色の環境しかなかった)、これを読んでやっとわかった。OSという言葉に引っ張られていたけど、要はNICドライバ、ネットワークプロトコルおよび各種サービスがセットになったパッケージなのね。

新連載の「クライアント/サーバデータベース事始め」。著者は玉川竜司さんだ。玉川さんってこの頃からすでに執筆活動していたんですね。所属は「(株)テーロ」となっているけど、ちょっと調べたら現在の所属先のSkyが子会社のテーロを合併したという情報があったので、出戻りじゃなければずっと同じグループの会社にいることになるのか。この業界では珍しい。

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