Fedexで働いているバリバリのリーマンが貨物飛行機に乗っていると墜落してしまい無人島へ。ろっ骨マニアどうしてるかなぁ。
よくよく考えるとありそでなかった「無人島」映画。題材として作りやすいし、例えば漫画「サバイバル」のようにほっといてもずんずんと展開し、まぁまぁおもしろい話が作れそうだからもっとあってもよさそうなのに、恐らくこのジャンル見るの初めてです。
でまぁ本作も同じようなもので、都会生活に慣れた主人公が無理矢理原始的な生活を余儀なくされ、そこには当然「初めての火」とか「初めての食い物」とか定番のイベントが待っているわけで、それはそれで見てておもろい。やっぱ作りやすいよどう考えても。ほんと、ほっといてもおもろくなるもんなぁ。
ただこの映画でユニークでおもろかったのはジョンソンを置いたことか。彼はしゃべりもしないし、しかしずーっと映ってるし、見てる側がジョンソンの他愛もない登場から、そして別れのシーンまで感情移入できるように作ってあるのは見事だと思った。
ただ時間の関係もあってか、急に4年分を端折ったり、トントン拍子に事が進んだりと「無人島もの」にしては見応えが薄い。もっと、例えば「彼にとって一日の快楽は排便の時だけだった」とかサトルみたいなダメっぷりを描くと人間くさくて良かったのに。あれじゃあ、あんまりにもあのふぇでっくす野郎が格好良すぎる。