シベリア超特急 ★★★☆☆

ドイツから満州へのシベリア超特急車内で起こる連続殺人事件を山下大将がズバッと解決。
この映画を見るのはこれで2回目で、一回目はどういう形だったか忘れたけど今思えば通常版だった。そして途中で耐えきれず見るのをやめてしまったんだねー。今回はそのリベンジ、特典映像付きの完全版である。やっぱこれ、完全版を見なければそれこそ完全に水野ワールドに突入したとは言えないってことがわかる。だって通常版では記憶が確かならば冒頭の伏線と最後のどんでん返しは端折られていたと思う。結局やりたいのってこれなんだから、そのための長~い劇中劇なんだから、これ完全版でないとダメだよね。
正直に書くと、あのどんでん返しのシーンでまあそのなんだ、ちょいとゾクゾクっと来たわけですよ。その瞬間こっ恥ずかしくなった。映画でやられた感を感じて瞬時に自分で自分に対して恥を知れ恥をな感じになってしまう映画って滅多にないし、それがこの映画を象徴しているんだと、妙に薄ら笑いながら納得してしまった。
仮にあのつっこみ所満載な演劇を、この羞恥プレイに行き着くための計算されたベタベタ具合だったとしたら・・・マイク水野、あなどれん。
そんなわけねえか。

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