スペイン 4 – 0 ウクライナ

プジョルのルーレット

残酷2。日本が天国から地獄へ急降下する残酷さなら、こちらはいきなり地獄に落とされて後はやることなすこと裏目に出る感じ。
結局ルイス・アラゴネスはホアキン/レジェスのウインガータイプではなく、ラウル/トーレスの2トップでもなく、ビジャ/L・ガルシアという直前のテストマッチで一番結果の良かった組み合わせを使ってきた。それがモロ当たったのがでかい。トーレス含めて3人とも運動量豊富でウクライナのディフェンスラインをかき乱し積極的にゴールを狙う姿勢丸出し、しかも前線からの守備もきっちりやっていたのでウクライナは攻守の切替が遅れ、お得意のシェフチェンコ頼みのカウンターに持ち込めなかった。
またリーグの気質も手伝って、全員がテクニシャンで1vs1ではまずボールを奪われない自信のあるプレイで思い切ったポゼッションが可能となり、スペインらしい速いグラウンダーワンタッチパスの応酬、実際それでウクライナのディフェンスをかわして決定機を迎えることも多く、良い面しか出なかったなあ。4点目のプジョルも熱かったね。
逆にウクライナはもうしゃーねーから後2試合で頑張るしかない。日本がオーストラリアに惨敗した翌日のメディア、サッカー解説者はほとんど(見た限りU-Turn土田以外)「気持ち切り替えて次頑張りましょう」を連呼してた。アホか。一番勝てる見込みのあったオーストラリアに惨敗し、なぜその発想いくかね。芸人なら本音を言えるが、サッカー専業の人は大人の事情でダンマリ決め込むというのが、まだまだ日本にサッカー文化は存在しないし、根付かせる意志もまだないんだなあと感じさせられるよ。
リーグ本命のスペインに惨敗したようなウクライナこそ「気持ち切り替えて次頑張る」に当てはまる。ということでがんばってね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA