野球狂の詩 ★★☆☆☆

いきなり水原勇気話。
たぶん企画段階で、水島新司が当時バリバリのアイドルだったであろう木内みどりに会いたいつーか尊敬されたいつーかぶっちゃけ触りたいだけの話がトントン拍子に進み、じゃあ今またファンタジー野球話として好評の野球狂があるでねえがと、そういう感じで進んだのかもしれない。
というわけでドカベンほどおもしろに走っておらず、なんだかんだでまともな映画ちゃあそうなんだがオリジナルが頭おかしいのでやっぱ変な映画だ。
というのも、話の核であった水原と西山さん(一軍と二軍を往来するキャッチャーの人の仮名、絶対に西山さんではない)との絡みが、ここから来てクライマックスになるのではないかという所で尻切れ気味に映画自体が終了してしまうというあっけなさ、そりゃまあ純粋に映画が好きだ!好きだ!な人からは日本映画見放されるのもうなずけるような作品であるし、当時の勢いでごまかせばなんとかなるブームを反映しているような、なんとも中途半端な映画でした。

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